野田動物病院 小机本院

住所
神奈川県 横浜市 港北区 小机町 451

電話
045-473-3224

診療時間

平日・土曜日
09:00~12:00 13:00~19:00

日曜日・祝日
09:00~12:00 13:00~18:00

アクセス

求人情報

求人

フィラリアの予防

フィラリア症とは

フィラリア(犬糸状虫)が肺動脈に寄生することにおこる一連の症候群を指します。フィラリアは犬を主な宿主として、吸血性の蚊によって媒介される寄生虫です。 成虫は30センチ程度まで成長し、数年の寿命を持ち、子虫(ミクロフィラリア)を直接産出します。子虫は蚊の吸血により取り込まれ、成長したあと、再び宿主体内へ注入され成虫に成熟します。 予防法は確立されていますが、いまなお、地域によっては犬の死亡率の大半を占める病気です。

症状

症状は、元気食欲の不振、発咳から始まり、心不全、運動不耐、腹水、貧血、削痩、肝不全、腎不全、呼吸困難、血色素尿の排泄、眼への迷入、血栓による四肢麻痺などを起こし、ほぼ確実に死の経過をたどります。数年以上の慢性経過をたどることが多いのですが、急性死も少なくありません。また、疾患で障害を受けた臓器は回復しないことが多く、駆虫しても助からないことも多くあります。「大静脈症候群」と呼ばれる急性例では、虫が心臓の弁に絡まることにより突発性に死亡します。

診断

身体検査、血液検査
この虫は宿主体内では、ほぼ血管内だけで生活し、卵を産むこともありません。消化管内には出てくることはないので、糞便検査では検出されません。 感染診断は、血液による子虫の検出、抗原検査キットにより行われます。

予防方法

現在では数種類の子虫感染予防薬が処方されています。経口薬、注射薬等がありますが、必ず、感染の有無を検査した上で投与します。 すでに感染が見られる個体には、一般的な予防薬は使用できません。犬種によって推奨される薬剤や、成虫の駆除については獣医師に相談してください。

飼主の方に知っておいてほしいこと

フィラリア症はきちんと予防しておけばそれほど恐ろしい病気ではありません。しかしながら、症状が出てからの治療では手遅れになる病気です。必ず予防を欠かさないようにしましょう。 飼育環境の室内外問わず、4月から12月までが関東の予防期間です。完全密封のケースの中で飼わない限り、蚊はどこからでも侵入します。蚊よけのスプレーや蒸散剤、線香、オイル剤では感染は防げません。 万が一、予防を忘れてしまったり、投薬を忘れてしまっても、感染検査なしに投薬はできません。既に成虫が寄生している場合は予防薬投与によって、ショック症状を起こしてしまいます。
予防はあなたの犬だけの問題ではありません。感染犬を減らすことは、それだけ子虫を保持する蚊を減らすことになります。

「家庭の獣医学」へ戻る