野田動物病院 小机本院

住所
神奈川県 横浜市 港北区 小机町 451

電話
045-473-3224

診療時間

平日・土曜日
09:00~12:00 13:00~19:00

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股関節形成不全

股関節形成不全とは

遺伝的素因が認められている股関節の発育不全で、特に成長期の大型犬に発生が多い。遺伝的素因の他に、急速な発育(筋肉の成長が骨の成長に追いつかずに股関節が不安定な状態になる)、成長期における過剰な運動なども原因になると考えられています。生後4ヶ月から12ヶ月ごろまでに症状が認められることが多く、2歳くらいまでに股関節の緩みが生じなければ股関節形成不全が発症する確率は低いとされています。

症状

もっとも一般的な症状は後肢の跛行(不自然な足取り)ですが、この跛行の程度は、股関節の緩み具合や二次的におこる関節炎による痛みの程度によって様々です。多くの例では左右両側性に発生しますが、片側性に発生する場合もあります。初期には少しずつ歩き、運動することを嫌がるようになる。次いで階段を昇るのを嫌がったり、頭を下向き加減にして歩く(できるだけ痛みのある後肢に体重をかけないような姿勢)などの症状が見られる。さらに症状が進むと歩行時に腰が左右にふらつき、後肢を外側に回転するように踏み出すようになります。

診断

身体検査 X線検査

治療方法

内科的治療:
股関節形成不全が軽症あるいは跛行の発症初期の場合には、体重制限、運動制限、消炎鎮痛剤の投与などで反応を見ます。

外科的治療:
内科的治療に反応しない場合や股関節形成不全が重度の場合は外科的に股関節の炎症を解消したり、更なる悪化を防ぐ処置を施します。方法は状態によって様々です。

飼主の方に知っておいてほしいこと

股関節形成不全は遺伝的素因があることが認められていますが、両親ともに正常な個体であったとしても起こりえる病気です。一度損傷を受けた関節の軟骨は完全に正常な状態に戻ることはなく、過剰な運動負荷や肥満による体重負荷によって関節炎は徐々に悪化していきます。したがって早期発見・早期治療によって悪化を防ぐことができれば日常生活を送るのには支障が無いような程度で済むことも十分考えられます。ですから1~2歳くらいまでに一度レントゲン検査を受けることをお薦めします。

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